将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

鮒が恋

舟囲いって変換したらああなった。3月に入った。春だから、フナだって恋をするのでは?

土曜出勤が続いた事もあって、昨日は1ヶ月ぶりの将棋教室だった。常連の強い小学生2人が、相掛かりみたいなのであーだこーだ研究してる所だった。隣で先生がアドバイスしていたので、私も一緒に聞いてます風を装おってみたけど、小学生の駒を動かすスピードが速すぎて何が何だかさっぱりだった。

先生と平手で指導対局してもらう。「この場合は銀ではなく角をぶつけていった方がいいですね。銀には銀を、角には角を」と。うどんにはえび天を、カレーには豚カツを。願望。

「この場合は、この金銀の壁を避けて攻める」と。1枚ずつ剥がしていくのかと思った。立ち向かわなくて良いのか。なるべく守りの薄い所を、なるべく相手が働けないように攻め、できるだけ速く捕まえる。この判断力、決断力、瞬発力。こっ…、これはもしや……、スーパーの惣菜コーナーで半額シールが貼られる時のあの局面か?!

もう1人の先生と6枚落ちで指導対局してもらう。角も飛車も入ってゆけぬ…。よーく考える。と金を作るために歩を打つ一手では?…よしっ、ここだ!
ビシッ!!「ニ歩ですよ」私の細く長い旅は続く。

                    りこは