将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

失恋のような胸の痛み

大会はA級が四段から二段の8人、
B級が二段から一級の7人+初級の私。

私が「かえるの合唱」や「ちょうちょう」を弾こうとして頑張っている隣では、「幻想即興曲」や「黒鍵のエチュード」が奏でられている。

まるで豚汁の中のあめちゃんのようでした。何かの手違いで紛れこんでしまったんだ。「何でここにいるの?」とみんな思ったでしょ?私も思った。

途中から泣きそうだったけど、悔しいとか悲しいとかじゃない。あの胸の痛みは何だったのだろう。誰かの差し入れで頂いたイチゴポッキーを食べる度に、きっと思い出すだろう。暑さで溶けかけてくっついていたポッキーを、G君は全部まとめて袋から出し、丸ごとかじりついていたな、と。

いろんな人と指す機会はあまりないから、参加できて良かったです。次回はもう少し心の余裕ができて、楽しめるようになっていたいです。

                    りこは