将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

指し納め

冬休みだけあって、年長さんから6年生までの8人の男の子が教室に来ていた。この中では「永遠の初級」の称号を持つ私が何と強い方に属する。おーっほっほっほっ、かかってらっしゃい。良くってよ。

1局目、いつもの弟くん。「だってハイチュウがゆずの味しかなかったんだもん」と柚子の香りをぷんぷんさせている。今日もかわええ。年長さんだろうが私はいつだって全力なので勝つ。すまんな。

2局目、初めましての子。初手、左の端歩。…ペチ(あ、こんにちは)。2手目、右の端歩。……ペチ(あ、こんにちは)。礼儀正しい大人のレディなので落ち着いてあいさつを返してみたけど合ってる?初心者だろうが私はいつだって全力なので勝つ。ごめんあそばせ。

3局目、いつものお兄ちゃん。あそこに角がいるという事はここに桂馬を打たれたら歩で取れない。これは「美濃囲いの崩し方」で見覚えがある。しかーし、「美濃囲いの崩し方の防ぎ方」を覚えていないので右上に逃げて負ける。とうとう負ける日が来たわね…。強くなったわね…。遠い目でうなずく。

4局目、初めましての子。「こやつ…できる…!」
先を読んで指してるし、名前がついてそうな囲いができてるし、訳わからなくなったけどかろうじて勝つ。久々に4局も指した。煙が…、私の頭から煙が出ていませんかね…?

お兄ちゃんに無敵囲いを教えてもらう。無敵?!何それかっこいい。将棋のチラシもかっこいい方が良かったかな、と先生に聞くと「これでいい」と。⭐と動物のかわいい将棋教室はこちらです。そんなこんなで1年が終わる。あと1日、よい今年を。

                    りこは