将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

共通の趣味

2ヶ月ぶりぐらいに将棋教室へ行く。行っただけで「よく来た!えらいぞ!」と褒めてくれる先生だけど、久しぶりだったからか「会いたかったぞ!」まで言ってくれた。子どもたちに人気があるのは、こういう所だと思う。

いつかの兄弟が来ている。元気だった?年長さんの弟くんと指す。心の声を全て声に出しながらにこにこ嬉しそうに指している。将棋がすきなんだな、と思う。かわええなぁ。

小学生のお兄ちゃんと指す。「あれ?おれ、詰んでね?」まで教えてくれたけど、私には一手詰が見つけられなくて最後は時間で負ける。強くなってる。気をつかって「おねえさん」と呼んでくれるので、よくできた子だと思う。将来モテると思う。

先生と6枚落ちで指す。やっぱり負ける。お兄ちゃんが「最後の所、きんぞこだったらどうなる?」と。「はっ、きんぞこってあの金底では?!」覚えた事が出てくると嬉しいものね。お兄ちゃんはもう将棋男子の特殊能力「対局の巻き戻し再生機能」が搭載されているではないか。あなたはもう立派な将棋男子よ、と遠い目になる。

久しぶりに人と指すとやっぱり楽しいな、と思う。そして詰将棋大事だな、と思う。おのれ、対局時計め。いつから導入されたんだ。年代性別を越えた仲間との時間が乾ききった私の心を潤す。もうすぐ冬が始まる。

                    りこは