将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

HSP

小さい頃から「あんたは体力ないで」と言われて育ったので、私の疲れやすさはただ体力がないから、だと思っていた。

「敏感すぎる資質」というものがあるそうで。肌が白いとか、瞳が青いとかと一緒で、生まれ持ったもの。性格とは違うので変える事はできない。敏感すぎて傷付きやすくて疲れやすい自分を、まるごと受け入れるしかないのだという。

例えば玉子が「コロコロ➰➰グシャ」となったとする。それがボーリングぐらいの「ゴロゴローガシャーン!」になる人もいれば、雷ぐらいの「バリバリ〰ドカーン!!」になってしまう人もいるんだよ。

普通の人が何でもない事でも、1つ1つの刺激が膨大で、自分の中で影響が強く出てしまい対応に追われる。反応する対象も強さも人それぞれ。光、音、味、におい、触感、他人の気分や感情、化学物質、人や場所が放つエネルギーなどなど。生きてるだけで疲れちゃう。

「太陽明るすぎるー、人混み苦手ー、コンビニの食べ物具合悪くなるー、自然の中落ち着くー、映画や音楽心に響くー」とかそんな感じ。いろんな人がいて、それぞれの将棋を指している。それでいい。

                   りこは