将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

「将棋よりゲームの方が向いてますね」

昨日は友達と童心に帰って、カードゲームで遊んできた私は考える。ゲームは「負けた!もう1回!」ってなるけど、将棋は「負けた…。もう嫌だ…。」となる。将棋だってゲームなのに、何で負けるとこんなに傷つくのだろうかと。

誰かと将棋を指せるのは嬉しい。でも戦うのは好きじゃない。争うのは嫌なのよ。これは矛盾してる?楽しく遊べるゲームと将棋は何が違うのか。将棋は強くなる為に地道な努力がいる。詰将棋を解いてみたり、定跡を覚えてみたり、腹筋してみたり。「こんなに頑張っているのに」という気持ちが負けた時の反動になってしまうのかもしれない。

じゃあ、頑張らなければいいのか。でもそれでは強くなれない。私が求めているのは強さではなくて楽しさだから別にいいのでは?もう少しまともに指せるようになったら、対局してくれる人が増える気はするけれど。今はまた心が折れて挫折するよりは、楽しく続けられた方がいい。

何でみんな将棋うまくなれるんだろう。私も頑張れば「あら、かかっていらっしゃい。坊や」的な雰囲気は醸し出せるかもしれない。よし、そこを頑張ろう。「こ…、この人、強いのか…?!」と、ひるませて「よ…、弱い…。弱すぎる…!!」というギャップで生きてゆこう。

将棋男子はいつも落ち着いていて冷静だから、そんなポーカーフェイスに騙されたりはしないけど。礼儀正しい将棋キッズの合宿とかあったら、枕投げとか風船でビーチバレー対決とか、行儀の悪い事を教えたいと思う。そんな気持ち分かるでしょう。

                    りこは