将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

将棋ブラザーズ

将棋教室へ行くと、小学校中学年くらいのお兄ちゃんと、小学校入るか入らないかぐらいの弟君の兄弟がいた。同じくらいの兄弟がもう一組。みんな将棋を覚えたばかりのようね。

お兄ちゃんの1人と対局してみる。これって負けてあげた方がいいのか?と悩むが、勝ち方もいまいち分からない私は負け方なんて高度な技術を身に付けてはいないので、普通に指す事にする。すまんな。

「この歩を取ってくれたら銀が前に出れるのにな」って局面で歩を取ってくれる。「この角の利きに気付かなければ飛車が取れるのにな」って局面で気付かずいてくれる。思うように進んでとても楽しいんですけどー。

弟君とも指す。駒が大きく見えるくらいかわいい手でペチペチ指す。強い人の「ビシッ!!」っていう威圧感がない。かわえぇ。癒しだわ。

「おっ、今日は強いな」と言ってくれる先生と最後に6枚落ちで対局してもらう。また負ける。

目には見えないけど、超初心者には勝てるくらいには私も上達しているのね。この兄弟も、あっという間に強くなってしまうだろう。「さぁ、かかっていらっしゃい」と大人の余裕で言えるのも少しだけ。ぐんぐん伸びてく子ども達の成長ぶりは、梅雨時の農作物のようだ。夏には見上げてるわね、きっと。

                    りこは