将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

穴熊のくずし方

職場近くの山にりすがいるとの目撃情報を得たので行ってみたけど会えなかった。ほっぺにいっぱいどんぐり詰め込んでいるところを見たかったのに…。やはり棋力が足りないせいかと思う。

穴熊を山に例えたら、まず登山口がわからない。「あのー、どっから登ったらいいんですかねー?」と周りをウロウロして、金や銀で無理やり突破口を開けようとすると駒を取られて更なる鉄壁で囲われる。山、でかくなりましたけどー?!

穴熊のくずし方」だけで垂れ歩、突き捨ての歩、たたきの歩、継ぎ歩、と4種類の歩が出てきた。全く同じものなのに、使い方で名前が変わるのか。「ほれっ」と突き出しのカレー、「もうちょい多めで」と継ぎ足しのカレー、一晩寝かせカレー、みたいな感じの認識でよろしいでしょうか?

コンクリート壁のように頑丈な造りに見えるけど、桂、香、歩で崩していけるとは…。美濃囲いを崩すより材料が手軽に手に入るではないか。横からの攻め方、縦からの攻め方。なるほどね。穴熊さん、「あなた」の構造と性格は何となく理解できたわ。

どんな人にも囲いにも長所と短所がある。何が得意で何が苦手なのか。一人一人個性を認めて「あなたらしさ」を最大限に生かせる将棋を指せるようになったら、りすにも会えると思う。

                    りこは