将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

本の意図

将棋教室の先生が貸してくれた本は、小さくてぶ厚くて難しそうだったので、大きくて薄くてかわいい四間飛車の定跡本を探しに本屋さんへ行く。どれを買えばいいのか分からない…、分からないよっ…。結局全く同じ本を買う。

棋譜を入力できるアプリを教えてもらったので早速入れてみた。一手ずつ前にも後ろにも進められる。これなら私でも覚えられるんじゃない?嬉しい。まだ左4六銀戦法の三分の一ぐらいしか頭に入ってないので、そこから先の流れを見てみる。

私ならこうする。と思った手と一緒だったら、誰もいないけどドヤ顔しておく。ほらっ、やっぱりそうでしょ。えっ?飛車取られちゃうけど…、何でそこに銀打った?とか予想外の展開になるとドキドキしてくるんですけどー。次はどんな動きをするのかなと。これが恋かなと。もしや不整脈かなと。

これは「丸っと全部完璧に覚えましょう」ではないのかもしれぬ。こんな流れで、こういう駒の使い方をして、こうやって攻めていくのが良いですよ。っていう「何となくでもいいからそういう感覚に触れてみましょう」って意味で先生は貸してくれたのかもしれない。忘れたとは言え、そんな想いまで本と一緒に突き返してしまったようで、反省してる。

問題の答えの所に、これはどういう意味の一手なのか説明も書いてある。謎を1つ1つ解き明かしていくのね。「迷探偵りこは、はじめました」の貼り紙いるわね。まさかの起業だわ。

                    りこは