将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

岩よりかたい金底の歩

「きんぞこ」って読むのね。「きんてい」ちがう。中合いの歩は「ちゅうあい」って読むのね。「なかあい」ちがう。金底の歩は「上げ底のカレー」、中合いの歩は「中辛のカレー」。そんな感じの覚え方でよろしいでしょうか。

攻略本の最終章、「相手の攻めを遅らせる受け」。将棋のテクニックというより、好きな女の子に何とか近付きたい男の子のようだった。まず逃げ道を作られる。またはすでに早逃げされている。ピュ〰💨これは近付く事さえ許されない恋なのでしょうか。

「よし、話しかけてみよう」って所で「ペシッ」と合駒される。「近くまで行けた!」と思ったらはじかれる。さらには攻めに使うはずだった駒を合駒にさせられて決定打を失う。何なのこれ、恋の駆け引きなのかい?

これで攻略本を最後まで読み終えた。「熊は音が出るものが苦手」と知識はあっても実際行動に移せるのか。「あ、熊に出会いましたね。こんな時はこうやって大きな音をね…」って冷静にできるかいっ。知識だけじゃ足りない。そこに経験が加わって少しずつ上達していけるのだろう。将棋も恋も熊もね。

                    りこは