将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

積極的に攻めて相手にスキをつくれ

「ごはん行こうよー!」ペシッ。(捨て駒で相手玉の逃げ道をふさぐ)「映画行こうよー!」ペシッ。(タダ捨てで玉を危険地帯に誘い込む)「動物園行こうよー!」ペシッ。(大駒を切って詰みにする)

「ちょ、そんなぐいぐい来られたらスキになってまうやろ~///」っていう爽やか青春ラブストーリーが終盤で繰り広げられてるなんて知らなかった。「攻め始めたら一気に攻める。」前の将棋教室の先生が言っていた。しかし相当な押しの強さではないか?相手がひるもうが逃げようが押しの一手。将棋男子って意外と強引なのか。恋も?恋も攻める派?

「大駒を切る」って何かカッコ良くない?私もやりたい。例えば「お釣りはいいわ。アイスでも買いなさい」みたいな?「クレープ?イチゴもバナナも生クリームもチョコレートも全部入れちゃって」みたいな?やりくり初段は、そんな潔さ、気前の良さに慣れておらぬ。もったいなくてできないっ。

飛…、飛…、飛車をもらってしまってもよろしいのでしょうかー?!神なの?!と、ありがたく頂戴すると罠に引っ掛かるという仕組みか。人の弱みにつけこんで。卑怯だぞ。それ以上のものが手に入るという計算が見えているからこそ、大駒を切るという大胆な手で攻められる。何とも確信犯的頭脳ね。

恋もそれぐらい読めたら攻めていけそうね。

                    りこは