将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

将棋に学ぶ恋愛講座

「りこはさんは遠慮しがちでなかなか王手がかけられないですね」と今日の将棋教室で言われた。遠慮なく指しておりましたが、どっか王手できましたでしょうか。攻める手が全然見えないわ。将棋に性格が出るのなら、私は性格を変える所から始めないと、将棋上達しないのではないのだろうか。

攻めていくポイントは、ひるまず攻める。包み込むように寄せていく。下段に落とす。逃げられないように迫る。だそうです。二枚銀は熟年夫婦みたいだし、腹銀は壁ドンみたいだし。将棋と恋は似ている。寄せ、詰めろ、必至、詰み。手順は一緒だよ。

「この局面は絶対に詰めろがかからない。受けきれる。読みきった!」と自信満々な将棋男子も、恋となるととたんに弱気になる。私に将棋の攻め筋が見えないように、彼らもまた不安と戸惑いの中の一手なのだ。相手は秋の空ぐらいコロコロ変わるもんだから、読めないのも無理はない。

考えても分からないなら、とりあえず指してみたらいい。どんな変化が見えてくるのかな。悪手だったとしてもそれも経験。またそこから王様目指して駒を進めていけばいいんだよ。まずは一歩でも寄せてみること。みんな頑張ってー。応援してるよー。

                    りこは