将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

マイペース

秋の夕焼け空が私を切なくさせるのはなぜですか。海を眺め歌を聴き、風に慰められ青空に励まされ、月に見守られながら生きてきた。あんまり頭を使わない人生だったから、将棋の難しい事、難しい事。

羽生先生が子どもたちの質問に答えてる中で、集中力を保つコツは「走ることと同じで、最初は1キロでもだんだん増やしていけば4キロ5キロを走ることができるようになります。考える時間を増やしていけばいい」とおっしゃっていました。

私が将棋教室の対局でいつも頭の体力が途切れてしまうのは、基礎体力が足りないのか。集中力や持久力を鍛えるところからだね。風を切って走れるようになるにはお散歩から。将棋を指せるようになるには頭を使う練習から。

「強くなる」ではなく「うまくなる」を目指してゆこう。新幹線のスピードで子どもたちは通り過ぎてゆくけれど、私はキコキコ三輪車のスピードでいこう。途中できれいなお花を眺めたり、どんぐり拾ったり、ちょっとした段差に苦労したりしながら、のんびり楽しくいくからね。

                    りこは