将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

開き直り

「将棋と私、どっちが大事なの?!」と言われたら迷わず将棋を取るのが将棋男子である。朝から晩まで、毎日毎日将棋を指していられる。暇さえあれば将棋を指していたいのだ。将棋にどこまでも一途に情熱を注げるのが将棋男子である。

女子は将棋と同じ土俵に立ったらダメだ。まず、選んではもらえぬ。将棋を指してこその将棋男子なのだ。それを理解して受け入れていないと、不満ばかり募ってしまうぞ。誕生日やクリスマスがどうのこうのとか、これ食べたいとかあそこ行きたいとか、なんやかんや将棋は言わないのだ。

「たぶんここにいればいいと思うんだけどな」みたいな自信のなさで私の飛車は待機している。慣れない場所での待ち合わせのようだ。万が一将棋男子が恋に落ちる時が来たら、心細さでいっぱいの私の飛車の気持ちも解る時が来るだろう。女心の読めない将棋指しと、先の局面が読めない私。似た者同士。

僕は男だから女心なんて解りません。私も飛車じゃないから駒の気持ちは解らないんだよ。理解しようと努力してみても難解ね。将棋も恋もきっとタイミングが大事だね。一瞬のチャンスを逃さない、後悔しない決断ができるかどうか。少しずつ経験積んで、局面詰んで「よしっ、今だ!」を見極められるように教えてもらうぞー!(人に頼るスタイル)

                    りこは