将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

棋力と気力

初めて指導対局をしてもらったのが、4ヶ月ぐらい前になるのか。指導棋士四段の竹内先生である。その時は「わーい、強い人と指してみたーい」と何も考えず参加できた。そして「やったー、勝ったー」と無邪気に喜べた。あの頃は若かったわね。

大人になった今なら分かる。自然っぽく私に勝たせるのは、かなり難しい事ではなかろうかと。なんせ初心者県大会代表レベルの、初心者中の初心者である。そして今なお汚れなき純粋な初心者は、その輝きを増しているかのようである。

強い人から見たら私の将棋は、カレーにオレンジジュースを入れているようなものではないだろうか。えっ、だって色が似てるじゃん。と訳のわからない理由を述べて。定跡の枠にとらわれない連続悪手、無防備な程の隙、混乱する程意味のない駒の動き。よーく考え、ここだっ!ビシッ!っと自信満々に指す王手放置。

そしてまた今月、竹内先生の指導対局があるという。行ってみるね。

                   りこは