将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

確か羽生さんと同い年

市内には将棋教室がいくつかある。今まで行ってた所も丁寧で分かりやすくて良かったけれど、今はまだそこまで熱心に打ち込めないかなと思い、違う雰囲気の所へ行ってみる。

私がこの教室に来たのは2年ぶりぐらいらしい。それでも名前を覚えてくれていて、将棋指しの記憶力にびびる。前の教室の先生と性格が正反対な気がする。それでも将棋が好きなのは共通するんだな。

空いていたので6枚落ちで指導対局してもらう。いつも通り美濃囲いの四間飛車にしてみたものの、6枚落ちってどう指すの?「ん?」ってなって「ぎゃー」ってなって「あ"ー」っとなって負ける。

もう1局指す。まず飛車と角の位置を間違って並べる。次に歩を二マス進めて歩を取る。もはや6枚落ちがどうとかいう以前の問題だわ。確か端から攻めていくと良かった気がするので歩、香、飛でいってみるものの突破できない。感想戦で「銀を足す」と教わる。早く言ってよ。次こそは勝つ。

この2年で私の成長ぶりが先生には十分伝わったと思う。私も自分が心配になった。ここの先生はいつもTシャツまたはジャージでピンクの自転車に乗ってる。個性が強い…、強すぎるわ…。将棋も強いけど…。しばらく緩く楽しくでいってみる事にする。

                    りこは