将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

ホットケーキ作戦

最近の私はなぜか強い(私比)。前はぴよ将棋のピヨ吉(12級)に相手をしてもらってたけど、今はひよみ(9級)まで来てしまったわ。三連勝できたら次のレベルへ進んでいい事にしている。

先週と同じ将棋教室へ行く。おもしろい。将棋がといより先生が。一人でずっと喋っててよく笑う。「これはひどい手だったなー、ガハハー」と。冷静で落ち着いていてもの静かな将棋男子、というイメージを破る。何なの、この底抜けの明るさは。

6枚落ちで指導対局してもらう。右端から歩香銀飛で攻めてゆく。先生はオーバーリアクションで表情に出してくれるし、「こうまわって来られたら厳しいから先に逃げておくか」ペシッ。「じゃあ次は角道を止めに行くか」ペシッ。と自分の手の意味を声に出してくれる。

3局目になって「次はホットケーキ作戦でいくか」と。端攻めはどうせ破られるから「放っとけー」、という裏戦法で俺が考えた、と得意気。4局目は「よし、じゃあ俺の実力を見せてやる」と。負ける。あんまり強そうに見えないのに、やっぱり強いのか。将棋は見た目じゃ分からない。

どうやら私は「辛抱の一手」というのができないらしい。この手の前に、もう一手間仕込んでおく。補強をしておく。先回りしておく。に・が・て。全く見えないわ。4局指して少しずつ将棋らしくなってきたそうなので、まずは打倒先生(6枚落ち)を目指してゆく。

                   りこは