将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

戦う方法が戦法

ピヨ太(8級)が強いので、「四間飛車定跡コレクション」の「左▲4六銀戦法」から覚え直す事にする。前に一通り覚えたはずだけど、きれいさっぱり忘れていたわ。そういえば前の教室の先生が「戦いが起こりそうな所に飛車を回りましょう」って言っていたのを思い出す。

先週言われた「辛抱の一手が足りない」というのはこういう所なんだろうな。例えば目の前にお菓子があったら?食べる。安いものを見つけたら?買う。取れそうな歩があったら?取る。少女のような純真な素直さがついつい将棋にも出ちゃうわね。私の単純さに「やーい、ひっかかったー」と喜ぶピヨ太がいたのか。おのれ、ピヨ太め。

目の前のエサにほいほい釣られていては相手の思うツボなのか。何かの罠なのか、何か裏があるのか、疑ってかかるのね。一手一手慎重に確認する。ピヨ太はズルしてる訳でも、私を騙してる訳でもない。ただ戦い方を知っているだけなのよ。やるわね。

そうは言っても「▲6七金・7八金型居飛車穴熊対△9三歩・4四銀型」とか、もはや宇宙語。柔らかい言葉に噛み砕いて。初手7六歩を「ビシッ!!」と指した時の風圧で、自分の歩が全てと金に成る戦法とかそういうのがいいんですけどー。

                    りこは