将棋指しとほうき星

「永遠の初級」の称号は私のものよ

秘密の書

詰将棋だけじゃなく、寄せ、お前もなのか…。に・が・て💚「挟み撃ちにしたらだいたい詰む」詰みませんけどー?「金銀3枚あったらだいたい詰む」詰みませんけどー!?ぴよ将棋の6枚落ちをずっと練習している。初段までは勝てるけど、初段+となるとほぼ負ける。何よ、プラスって。

寄せの手筋」とやらを買いに行く。何で棋書ってこう真面目な堅物君ばっかりなのよ。チャラ男とか軽めのはいないの?目は文字を追っているけど、その内容を私の頭が理解をしてくれない。純真無垢な少女なのでこれが良いのでは?

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ふりがなが付いているおかげで、歩成の「ふなり」を「不成り」と頭の中で誤変換してしまい、「なぜと金に成らない?そんな時と場合がある?」と10分くらい悩むなどした。あどけない少女なもので。

「たたく」という将棋用語を知る。かつおのたたきが一瞬思い浮かぶ。そりゃ何もしてないのに、いきなり叩かれたんじゃ相手も向かってくるはずね。「しばる」という将棋用語を知る。叩かれて縛られたのでは、こりゃもう虐待では?!と不安になる。頭は少女だけど中身は大人のレディなので、言葉がそのまますんなり入って来ない。その暴力的な響きにいろんな背景が思い浮かばれ、秋の夕暮れのように私の心を切なくさせる。

ま、何にしても、特別な力を手に入れる秘密の書が今、私の手元に💛何ってったって「終盤の指し方」じゃなくて「終盤の勝ち方」よ。これを読み終える頃には、きっと私は6枚落ちの女王ね。待っているがいい、初段+。と、高笑いしながらこども将棋を読む大人。そんな秋の入り口。

                    りこは